まちを巡ることでみえてくる!―市民の力とまちの課題

五月晴れの週末でした。先日の土曜は、いろんな行事がてんこ盛りでした。

先週に引き続き、中学校の運動会の見学。小学校では、まだマスクをしている子がチラホラいて、保護者も入れ替え制で観に来ていましたが、中学校はかつての状態に戻っていて、コロナウィルス感染症があったことも、はるか昔のような感覚になりました。

次はリサイクルセンターでのごみゼロフリマに行きました。施設の中では、緑のカーテン講習会をおこなっていたり、隣の公園では、環境活動のグループや市環境部資源循環課のブースのほか、市民によるフリーマーケットと、とてもにぎやかでした。

毎年、講習会の参加者や事前に申し込みした人、それから小平市が作った「環境家計簿」に登録してくれた人には、胡瓜とゴーヤの苗が配られます。小平の夏と言えば、グリーンカーテンと言われるくらい普及するといいなと思います。

小平市独自で作った「環境家計簿」ですが、私がかつて市民版環境配慮指針の作成メンバーだった時に提案して作られたものです。脱炭素社会を目指すには市民の力も必要です。環境家計簿は、毎月入力していくと前月との比較、また同じような家族構成世帯の平均との比較ができます。光熱費の利用状況も自分で分析できるし、振り返ることで省エネにもつながります。是非登録して試してみて下さい。

そして、福祉会館では、「新しい自分発見!シニアだからできる社会貢献」の初の催しがありました。市内で市民活動をしている団体がブースを出し、活動について説明していました。まず驚いたのは、小平の至るところに、オレンジカフェをはじめ、居場所などがたくさんあることです。「高齢になると歩いて行かれる距離に居場所があることが大切です。そして自分が居心地よい場所を選べることも生活の質を上げる手助けにもなるので、これからはもっと必要になりますね」と実際に活動されている方のお話は、とても説得力がありました。市としてこのような取り組みをしっかり応援していくべきだと思います。

中央公民館にも足を伸ばしてみると、図書館の前庭では「ちょこっと古本市」をやっていて、公民館ギャラリーでは「身近にできる国際協力のひろば」展示がおこなわれていました。使用済み切手や書損じハガキなどでの寄付の他にSDGsの取組みの紹介。しーどスーパーマーケットの展示には、フェアトレードや環境を守る活動の応援、海外の子どもの給食の支援をしている商品に付いているマークの紹介があり、その商品を買うだけで国際協力ができます。毎年、自分たちが身近にできることを話し合ってテーマを決めて取り組んでいるそうです。今年はフードロスとエシカル消費についての展示でした。

取組みを知るだけで身近にできることがたくさんあることに気づくことができました。

市民の力と、活気を感じる盛沢山の1日でした。