子どもの学ぶ権利を保障する  ―包括的性教育をすすめよう―

この夏は、包括的性教育や人権、学校、地域、不登校・ひきこもり支援など、多くの学びを得る機会に恵まれました。

子どもの自殺や不登校は過去最高を更新。私の子ども時代よりも豊かに見える世の中が今の子どもたちには、生きづらくなっていることに心が痛みます。こども真ん中と言いつつ、子どもの権利が守られていません。

 

人権教育として、包括的性教育を

子どもの年齢に応じて、学ぶことは、子どもの権利です。しかし、今年度の学習指導要領の改訂では、現行の通りの指導を行うということに留まりました。しかし子どもたちの周りを見回すと、今までのままではいけないことは明らかです。大人たちも自分の意思をはっきり示していいこと、嫌なことは嫌と言っていいと学んでこなかったために、生きづらさを抱えているであろうに…

 

全国フェミニスト議員連盟のサマーセミナー2026in立川

セミナー分科会

分科会は「人権に根ざした包括的性教育を地域でどう実装するか」に参加しました。男子校での実践から包括的性教育をどう進めていくことができるか。実際に男子校で授業を行っている田中めぐみさん(あすにわ研究研修チームリーダー他)から話を伺いました。

包括的性教育は、一度教えて終わりではなく、「体と発達」、「性と生殖の健康」、「セクシュアリティ」、「関係性」、「価値観・権利・文化」、「ジェンダー」、「暴力と安全確保」、「ウェルビーイングスキル」といったテーマをどこから学んでもいい、人生のタイミングで学ぶことができるものであると。その一方、国が推進している「生命(いのち)の安全教育」年に1回やっただけでも、やったということにしています。男子校の授業では、コミュニケーションを重視した、自分とは、相手との境界線、らしさからの解放、物事を考える視点などを様々な角度から継続的に学び、男らしさなど様々なことに捉われていることに気づく。子どもたちの感想は、”自分の内で片付けていることが多かったが、「しゃべる」「書く」ことで発信できた”、”知れたことで、どうすればいいかを考えることができた”、”授業があり続けますように”など。包括的性教育を継続的に行うことで、深く学ぶことができることがわかります。

 

大人たちの都合で、学びを制限してはいけない

子どもの学びと知る権利を保障するためにも、「包括的性教育」を教育のスタンダードとして行くことが必要という思いが、いっそう強くなりました。

セミナー全体会